関係詞 (Relative Clauses)

2つの文をスマートに1つに繋げよう!

関係詞は、文中の名詞(先行詞)について、「どんな名詞なのか」を後ろから詳しく説明するための接着剤のような役割をします。 これを使えると、単調な短い文ではなく、より複雑で豊かな表現が可能になります。

例: The man is a doctor. + He lives next door.
→ The man who lives next door is a doctor. (隣に住んでいる男性は医者です)

関係詞節の中で主語(S)の役割をする場合に使います。

  • 先行詞が「人」の場合 → who / that
    I have a friend who speaks three languages. (私には3ヶ国語を話す友達がいます)
  • 先行詞が「モノ・コト」の場合 → which / that
    This is the key which opens the door. (これがそのドアを開ける鍵です)

関係詞節の中で目的語(O)の役割をする場合に使います。目的格は省略できることが多いのが大きな特徴です。

  • 先行詞が「人」の場合 → who / whom / that / 省略
    The person (whom) I respect is my father. (私が尊敬する人は父です)
  • 先行詞が「モノ・コト」の場合 → which / that / 省略
    The movie (which) we saw last night was interesting. (私たちが昨夜見た映画は面白かった)

「〜の」という所有の関係を表します。先行詞が人でもモノでも使えます。

  • I know a girl whose father is a famous actor. (私はお父さんが有名な俳優である少女を知っています)

場所(where)、時(when)、理由(why)を説明するときに使います。

  • This is the park where we often play. (ここが私たちがよく遊ぶ公園です)
  • I remember the day when we first met. (私たちが初めて会った日を覚えています)

長文読解でよく見る用法です。先行詞について、補足的な説明を加えます。「ちなみに〜」というニュアンスです。

  • I went to Osaka, which is the second largest city in Japan.

    (私は大阪に行きました。ちなみにそこは日本で2番目に大きな都市です)